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- 高次脳機能障害
こんなお悩みはありませんか?

- 事故後、家族の性格や行動が変わってしまった
- 記憶が曖昧になり、同じことを何度も聞いてしまう
- 仕事や日常生活に支障が出ているが、周囲に理解してもらえない
- MRIやCTに異常がなくても後遺症が続いている
- 高次脳機能障害の等級認定が低く、納得できない
事故による脳損傷が原因で発生する高次脳機能障害は、外見上の異常が少ないため、周囲に理解されにくく、適切な補償を受けるのが難しいことがあります。
高次脳機能障害とは?
高次脳機能障害とは、脳が損傷を受けたことにより、記憶力・判断力・注意力・言語能力・感情コントロールなどに影響が出る障害です。
一般的には、このようなケースで発症することがあります。
- 交通事故などでの頭部強打
- 脳挫傷やくも膜下出血、脳梗塞などによる損傷
- 一定期間の意識障害が発生した場合
高次脳機能障害は、見た目では判断しづらく、本人も自覚がないことが多いため、適切な診断と証拠の確保が重要になります。
高次脳機能障害の主な症状
高次脳機能障害は次のような症状から、仕事や日常生活に大きな影響が出ることがあります。
症状 | 具体的な影響 |
---|---|
記憶障害 | 人の名前や出来事を覚えられない、何度も同じことを聞く |
注意力の低下 | ぼんやりしやすく、同時に複数のことができない |
遂行機能障害 | 計画を立てたり、順序立てて行動したりするのが難しい |
社会的行動障害 | 場違いな発言や行動、感情のコントロールができない |
失語障害 | 言葉を理解しにくい、言いたいことが伝えられない |
病識の低下 | 自分の障害に気づかず、周囲の助言を拒否する |
高次脳機能障害の等級認定と注意点
高次脳機能障害の等級認定を受けるためには、医学的な証拠と日常生活の変化に関する詳細な記録が必要です。
等級認定のポイント
- CT・MRIなどの画像診断で脳損傷が確認できるか
- 事故後の意識障害の有無とその期間
- 日常生活や社会生活への影響
等級認定では、
診断書や検査結果だけでなく、
家族や職場の証言なども
大切な証拠です。
高次脳機能障害の等級認定基準
等級 | 認定基準 |
---|---|
1級 | 常に介護が必要な重度の障害 |
2級 | 随時介護が必要、外出が難しい |
3級 | 仕事ができず、日常生活も困難 |
5級 | 軽作業は可能だが、環境が変わると適応できない |
7級 | 軽度の仕事はできるが、ミスが多い |
9級 | 仕事はできるが、作業効率が著しく低下 |
12級 | 日常生活には支障がないが、一定の制約あり |
14級 | 軽微な障害が残るが、大きな影響はない |
等級認定の判断は慎重に行われますが、適正な評価を受けるためには、しっかりと証拠を揃えることが大切です。
等級認定を受けるために必要な資料
- 頭部のCT・MRI・脳波などの診断結果
- 事故前と事故後の日常生活の変化を示す証拠(家族・同僚の証言など)
- 記憶障害・注意障害などを確認する神経心理学的検査の結果
- 医師の診断書(後遺障害診断書)
等級認定の際には、単に診断結果を提出するだけでなく、日常生活にどのような影響が出ているかを詳細に記録することが大切です。
高次脳機能障害で適正な補償を受けるための3つのポイント
早期の診断と適切な治療を受ける
高次脳機能障害は、発症してすぐには気づかれないことが多いため、事故後に違和感を感じたらすぐに専門医の診察を受けるようにしましょう。
日常生活の変化を記録する
家族や同僚が、事故前と事故後の行動や性格の変化をメモに残しておくことで、後の等級認定や示談交渉に役立ちます。
保険会社の対応に注意する
保険会社はできるだけ補償額を抑えようとするため、適切な補償を受けるためには、専門家のアドバイスを受けることが重要です。
弁護士に依頼するメリット

- 適正な等級認定を受けるためのサポート
- 必要な検査や診断書の作成についてのアドバイス
- 保険会社との交渉を有利に進める
- 示談金の増額交渉が可能
高次脳機能障害は、適切な対応をしなければ、適正な補償を受けられない可能性があります。
「等級認定が思ったより低かった」「保険会社から適正な補償を受けられない」といったお悩みがある場合は、お早めに弁護士に相談することをおすすめします。ルーセント法律事務所では、無料法律相談も承っております。どうぞお気軽にご活用いただきお悩みをご相談ください。経験豊富な弁護士が解決までしっかりとサポートさせていただきます。