弁護士コラム

刑事事件の弁護士はどう探す?
国選/私選の違いと「最適な弁護士」を見つける方法

2025.05.08

はじめに:逮捕された!弁護士をどうしよう?

はじめに:逮捕された!弁護士をどうしよう?

もし、ご自身や大切なご家族が突然犯罪の疑いをかけられ、逮捕されてしまったら。あるいは、警察から任意の取調べを受けた、検察官から呼び出しがあったという状況になったら。多くの方は、まず「弁護士に相談・依頼しなければ」と考えるはずです。

しかし、同時に「どうやって弁護士を探せばいいのか?」「費用はどれくらいかかるのか?」「どの弁護士に頼めばいいのか?」といった疑問や不安に直面することでしょう。

刑事事件は、時間との勝負です。できる限り早く、そしてご自身にとって最適な弁護士を見つけ、適切なサポートを受けることが、その後の人生を大きく左右すると言っても過言ではありません。

この記事では、刑事事件の当事者となった場合に弁護士を探す方法と、国選弁護人と私選弁護人の違いについて解説します。

弁護士を依頼する方法:主な選択肢

刑事事件で弁護士のサポートを受ける方法には、主に以下の3つがあります。

1.当番弁護士制度

逮捕された方が、1回だけ無料で弁護士に接見(面会)を依頼できる制度です。逮捕直後に警察官に「当番弁護士を呼んでください」と伝えれば利用できます。

まずは状況把握や簡単なアドバイスを受けるのに役立ちますが、原則としてその後の継続的な弁護活動を依頼することはできません。

2.国選弁護人制度

資力が乏しいなどの理由で私選弁護人を依頼できない場合や、法律上必ず弁護人が必要な場合に、国(裁判所)が費用を負担して弁護人を選任する制度です。

被疑者段階では勾留された後、被告人段階では起訴された後に利用可能となります。依頼する弁護士を自由に選ぶことはできません。

3.私選弁護人

ご自身やご家族が直接、弁護士を探して契約し、依頼する方法です。

費用は自己負担となりますが、いつでも、どの弁護士にでも依頼することができます。

なぜ「私選弁護人」を検討すべきなのか?国選弁護人との比較メリット

国選弁護制度は、弁護士によるサポートを受ける権利を保障する重要な制度です。

しかし、より迅速かつ手厚いサポートを受け、最善の結果を目指したいと考えるのであれば、費用をかけてでも私選弁護人に依頼することには、以下のような国選弁護人にはない大きなメリットがあります。

メリット1:活動開始時期が圧倒的に早い!

国選弁護人は勾留後・起訴後でなければ選任されませんが、私選弁護人は逮捕直後、あるいは逮捕前からでも、依頼があればすぐに活動を開始できます。

逮捕後の勾留を阻止するための活動(最大72時間以内が勝負)や、早期の示談交渉、取調べへの的確なアドバイスなど、事件の初期段階で迅速に対応できることは、その後の展開に計り知れないほど大きな影響を与えます。

メリット2:弁護士を自由に選べる!

国選弁護人は自分で選ぶことはできません。

一方、私選弁護人は、刑事事件の経験、専門分野(薬物、性犯罪、経済事件など)、人柄、相性などを考慮して、自分で「この人だ」と思える弁護士を自由に選ぶことができます。

信頼できる弁護士を選べることは、精神的な安心感にも繋がります。

メリット3:より手厚いサポートが期待できる!

私選弁護人は依頼者との直接契約に基づき、費用に見合った、あるいはそれ以上の熱意と時間をかけて事件に取り組むことが期待できます。

国選事件を多数抱える弁護士に比べ、より頻繁な接見や打ち合わせ、きめ細やかな報告、独自の調査活動など、オーダーメイドの弁護活動を提供できる可能性が高まります。

メリット4:対応範囲が広い!

逮捕前の自首への同行や、事件化する前の示談交渉被害者からの損害賠償請求(民事事件)の代理人など、国選弁護では対応できない早期段階や幅広い活動も、私選弁護人であれば可能です。

私選弁護人の探し方:具体的な方法

では、どうやって自分に合った私選弁護人を探せばよいのでしょうか。

❶ インターネット検索

最も一般的な方法です。「(お住まいの地域名) 刑事事件 弁護士」「(罪名) 弁護士」などのキーワードで検索します。法律事務所のホームページを見て、刑事事件の実績、解決事例、弁護士の経歴や人柄、費用体系などを確認しましょう。

❷ 知人・友人からの紹介

信頼できる知人や友人に、刑事事件の経験がある弁護士を知らないか尋ねてみるのも一つの方法です。ただし、紹介された弁護士が必ずしもご自身のケースに最適とは限りません。

警察署での接見、被害者との示談交渉を念頭においた場合、多くのケースではご自宅(や逮捕されている警察署)から近い法律事務所にご相談をいただくことが適切です。無料法律相談を活用して私選弁護人を探してください。

良い私選弁護人を選ぶためのチェックポイント

弁護士を探したら、実際に相談をしてみて、以下の点をチェックしましょう。

  • 刑事事件の経験・専門性は十分か?
  • 説明は分かりやすく、丁寧か?(専門用語ばかりでなく、理解できるように話してくれるか)
  • 親身になって話を聞いてくれるか?(信頼関係を築けそうか、相性はどうか)
  • 費用体系は明確か?(何にいくらかかるのか、総額の見込みなどをきちんと説明してくれるか)
  • 迅速に対応してくれそうか?(連絡は取りやすいか、フットワークは軽いか)

ルーセント法律事務所では刑事事件に関する無料法律相談を実施しています

ルーセント法律事務所では刑事事件に関する無料法律相談を実施しています

当事務所は、ここ宝塚市・西宮市をはじめとする阪神地域を中心に、数多くの刑事事件を手掛けてまいりました。逮捕直後の緊急対応から、示談交渉、勾留阻止、保釈請求、公判弁護まで、刑事弁護に関する豊富な経験と実績がございます。

突然の逮捕や警察からの連絡でご不安な時、私たちは依頼者の方に寄り添い、迅速かつ最善の弁護活動を提供することをお約束します。ご依頼いただいた際には、事件の見通しや弁護方針、費用について、分かりやすく丁寧にご説明いたします。

初回のご相談は無料です。まずは、お電話またはホームページの問い合わせフォームから、お気軽にご連絡ください。あなたとあなたの大切な方の未来を守るために、私たちが全力でサポートいたします。

最後に:最善の弁護のために

刑事事件は、スピードが命です。そして、どの弁護士に依頼するかによって、結果が大きく変わる可能性があります。

ご自身やご家族が万が一の事態に直面した際には、決して諦めたり、一人で悩んだりせず、できる限り早く、信頼できる弁護士を探し、相談するようにしてください。

それが、最善の解決への第一歩です。

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